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中世において学問の世界をリードしていたイスラーム文明がなぜ神秘主義に傾斜していったのか?逆に問うならば,ヨーロッパ文明はなぜ神秘主義に対抗する思想をもちえたのか? みすず書房の本の装丁はテンション上がる.
『空間と時間,延長と運動は,ものではなく,考察の仕方なのである.』ライプニッツ
『場所は物体に依存するなにかではないが,しかしまた,純粋な知性概念でもない.それでは場所は知性以外のところでどのような種類の実在性をもつのかについては,たとえ場所になんらかの種類の実在性を認めざるをえないとしても,私はあえてはっきりさせた…
「概念は関数である」という発見は「スキームは関手である」という定式化の起源.
asin:9784873784403 フッサールとトマス.偽ディオニシウス・アレオパギタ.
19世紀ヨーロッパ諸学の鳥瞰図がマッハを軸にして描かれている.ロシアのマッハ主義者たちも興味深い.
主観を可能世界の族ととらえるとき,族の中のすべての可能世界において真である命題が belief である.
図書館で借りてみたら意外と読めたので,古本屋をまわってついにゲット,喜んで読んでいた.ところがすでに持っていたことが判明する.
相対論のテーゼは「同時性から隔時性への転換」であった. 同時性は同値関係だが隔時性はそうではない.一方,非隔時性は順序関係である. 隔時性はレヴィナスの用語でもある.
昔のテレビ番組で,お題をジェスチャーで伝えてそれを当てるというゲームをよく見かけたが,その中で「置いといて」というジェスチャーがおもしろかった.これは前にある箱を横に動かすようなジェスチャーで,それを「置いといて」と一意的に解釈することが…
セネカの時代にはensというラテン語がなかったのでオンというギリシャ語が訳せなくて弱ったらしい.
isbn:9784862850942 アルベルトゥス・マグヌスが教皇ピオ十二世により自然科学者の守護聖人とされたのが1941年.奇しくもマンハッタン計画の始まった頃.
isbn:9784560057049 トマスが「物体の場所とはその表面のことである」という議論をしているらしく,その理由は,物体は動いてよそに行ってしまうし,かと言って物体の占めている空間の方は実体ではないし,ということらしい.(トマスはアリストテレスに従っ…
抽象とは単純にそれだけで考察するという仕方によるものであり,一つのものを知性認識するときにほかの事柄について考えないことである.(トマス・アクィナス「大全」1.85.1.第一異論解答)
著者にいきなり「数とはなんですか」ときかれた.
図書館で借りる.
原本は有斐閣より出版 (1980).第二章の執筆者の消息がわからないらしい.
放送大学テキスト.後に「英米哲学入門」ちくま学芸文庫 (1996). isbn:9784480083050 まるでボクシングの世界タイトル戦の前の記者会見のように,英米哲学に対して渡邊が吠えまくっている一方で,わかりやすくていねいに説明しているところがおもしろい.1…
isbn:9784623029761 原題は「Substanz, System, Struktur」.頭文字がそろっていてかっこいい. 辻村公一に気をつかってなのか,Sein を「有」,Ontologie を「有論」と訳しているのが読みにくい.木田元も呆れていることだろう. http://d.hatena.ne.jp/yos…
アインシュタインの親友だったフリードリッヒ・アードラーの話がおもしろい.テロリストになったアリョーシャ・カラマーゾフ,といった感じの人だ. ニーチェの「ヨーロッパのニヒリズム」から「ユークリッドのニヒリズム」ということばを思いついた.以前サ…
二子玉川のスタバで前にすわっていたおにいさんが読んでいた.