八木 浩輔『原子核と放射』朝倉書店 (1980)
- 基本的な物理系への量子力学の適用が理論側からではなく現象側からまとめられているのはむしろ自然なアプローチである.
- こういう本が案外ない.再版してほしい.
モリソン=ボイド『有機化学第6版 上中下』東京化学同人 (1994)
- 初版は1959年.いろいろな基本概念の確立当時の熱気が残っている本.
- アメリカ文明にとっての石油の重要性が背後にあることを感じる.
- Pauliの排他原理の理解がおかしい.反発力の一種と思っているようだ.MOの形の話を排他原理で説明しようとしていたりもする.
ロドニー・スターク『キリスト教とローマ帝国』新教出版社 (2014)
朝日新聞の書評で知った.他に書評はないかと検索したらマコさんの文章が出てきた.