西山 享『射影幾何学の考え方』共立出版 (2013)
- 第1章は準備.行列式,外積など.
- 第2章.射影変換や射影空間ではなく,『射影』を出発点とするところが秀逸.
- Desargues の定理と Monge の定理の立体的証明.
- 円錐曲線が早くも登場する.
- 無限遠点とその使い方.Pappus の定理.
- 第3章.射影平面,二次曲線,射影変換.
- 第4章.点と直線の配置.
- 複比.
- 平面上の4点.
- 平面上の5点の2次複比.平面上の5点を通る2次曲線.
- 平面上の共線な4点の複比を,平面上の5点の2次複比の退化と見る.
- 平面上の共線な3点ともう1点.
- 直線束.
- 最後に 4直線の Menelaus の定理と Ceva の定理を扱って次章につなげる.
- 第5章.アフィン幾何を射影幾何の一種としてここで扱う.
- 第6章.Pascal の定理と Brianchon の定理.双対性.
- 第7章.附録.