Mercator 図法

  • Mercator 図法は立体射影を複素数値関数と見てその対数をとったもの.すなわち南北の座標を α,東西の座標を λ とすると,exp(α+iλ) は球面の立体射影.
  • Gerardus Mercator (1512-1594) が1569年に発表した地図に用いられた.当時,複素関数論はもちろん微積分もなく自然対数も知られていなかった.
  • 1668年の著書の中で1/x の積分として自然対数を導入した Nicholas Mercator は別人.