やまとことばの数詞

  • ひとつ―ふたつ みっつ―むっつ よっつ―やっつ が対になっている.
  • 十(とを)より大きい数は,二十(はた),三十(みそ),四十(よそ),五十(いそ),六十(むそ),七十(ななそ),八十(やそ),九十(ここのそ),百(もも),五百(いほ),八百(やほ),千(ち),八千(やち),万(よろづ),五百万(いほよろづ),八百万(やほよろづ),千万(ちよろづ),八千万(やちよろづ).
  • これらの間の数はどうよんだのか? あまり必要がなかったので,大きい数は十・百・千・万で対数的に把握していたのだろう.これはやまとことばに限ったことではないだろうが.
  • 「八百万(やほよろづ)の神」ということばがあるが,八百万(やほよろづ)はやまとことばで言える最大級の数と思われることから鑑みるに,これはむしろ無限を意味するのであろう.すなわち,日本は多神教というより「無限神教」だったのではないか.