観世能楽堂

ゴスペル・イン・文楽イエス・キリストの生涯』と能『聖パウロの回心』.
最初は今回の能の台本を書いた林望さんと,朝日新聞の記者の方との対談.林さんのお話が上手だった.講演もきっとおもしろいのだろう.
次に文楽の前の高原剛一郎さんの口上.すばらしかった.
第一部:文楽能楽堂に響く三味線がファンキーだった.
第二部:能.狂言の部分の野村萬斎さんと高野和憲さんのやりとりに引き込まれた.狂言は聖書の物語を表現するときも輝いている.
野村萬斎さんは『神なき国の騎士―あるいは、何がドン・キホーテにそうさせたのか?』に出演中.休演日にこちらに出演.
能『聖パウロの回心』の初演は二年前,立教小学校にて.そのときオルガンを弾いた立教小の先生が今回も演奏された.

文楽は,エフタの物語(士師記)やルツの物語を題材にするとおもしろそうだ.
狂言は,バラクとバラムの話(民数記)が観たい.
能は,イサク燔祭(創世記)かヨブ記かな.