全有界

有界 ⇔ 任意の点列が Cauchy 部分列をもつ.

  • ⇐ :可算選択公理を用いる.
    有界でないとすると, と点列 が存在して, となる.
  • ⇒ :可算選択公理対角線論法を用いる.
    任意の点列に対し,その部分列で 1-ball に入るものをとり,その部分列で (1/2)-ball に入るものをとり,その部分列で (1/3)-ball に入るものをとり,という操作を続ける.n 番目の部分列の第 n 項をとると,Cauchy 列が得られる.