ショウペンハウエル「読書について」PHP (2009)

読書について
「読書なんかするな」「今やほとんどの本が悪書」などということが延々と書かれているため,読み進めるのがむずかしい.が,最後の方まで読むと,「ヘーゲルとその弟子たちが馬鹿げた本を書きなぐったり,無責任に推奨したりして,その厚顔無恥ぶりが極限に達した」という一節が出てくる.要するにそういうことが言いたかったのか.