Church-Rosser の定理

「式 f(x) の中の xa を代入する」という操作を
(\lambda x.f(x))a\underset{\beta}{\longrightarrow} f(a)
と書こう,というのが λ-calculus.この操作を β-reduction という.

β-reduction の合成を M\to N と書くことにすると,Church-Rosser の定理は,M\to N_1,\,M\to N_2 のとき,N_1\to N,\,N_2\to N となる式 N が存在することを主張する.
証明のポイントは,β-reduction の特定の合成である parallel reduction というものを考えること.
計算論 計算可能性とラムダ計算 (コンピュータサイエンス大学講座) 論理と計算のしくみ