米田の補題

小圏 上の前層の圏を とする.


とおくと,関手 が定まる.

関手 に対し,関手


によって定義する.

の場合,関手 は,

と書ける.

に対し, は,写像

の族であって,任意の に対し,

が可換になるものである.

に対し,自然変換



で定義する.

定理 写像


はたがいに逆であり,これらは における自然同型

をあたえる.

証明
(1)
より.

(2)
をいえばよい.これは,

が可換になることからしたがう.//