Griess, Twelve Sporadic Groups, Springer, 1998
hexacode の章を少し読む.hexacode の存在と一意性は,行列の基本変形でやった方がわかりやすいと思った.
hexacode とは, の 3 次元部分空間で,標準的エルミート内積に対し self-orhogonal,かつ最小ウェイト(non-zero ベクトルの non-zero 成分の最小個数)が 4 のもののこと.
とする. である.
hexacode の基底をならべたものを 3×6 行列で書くと,最小ウェイトが 4 なので,行基本変形により,
とできる.対角行列を右からかけて,
とできる.self-orthogonality より,対角行列を両側からかけて,
とできる.これは hexacode になる.
http://d.hatena.ne.jp/yoshitake-h/20080516