2007-07-09 代数学の基本定理 math 複素数係数の多項式 に対し, をみたす複素数 が存在する. 証明には,回転数を用いるトポロジー的なもの,最大値原理を用いる関数論的なものなどがあるが,中間値の定理を用いる代数的な証明にも独特の味がある. (1) 実数係数の場合に帰着する. とおくと, は実数係数. ならば, または (2) 実数係数,奇数次の場合 よって中間値の定理より, となる実数 がある. (3) が2の何乗で割れるかに関する帰納法.ここが技巧的でおもしろい. とおく.実数 に対し, [tex:Q_t(X)=\prod_{j