笹野好太郎「趣味の酒つくり」農山漁村文化協会 (1982)

この本をつくっているうちに私の怒りは発酵し,おさえきれなくなった.
そして次第にこの本は実用書の域を脱し,反権力の書の性格をも帯びることになってしまった.
日本で酒を手造りするということは実に大変なことで,乗り越えなければならぬ障害があまりにも多すぎる.