代数的K理論(1)
- アーベル群の双準同型
は,いろいろなところに現れ,重要な役割を果たす.
- 環 R にアーベル群 を対応させる共変関手がある.
- 可換環 R に対し,双準同型
が定義される.
- 可換環 R に対し,
は の上の双準同型になる.
- 群準同型
によって を の部分群とみなして
とし,その交換子群を とする.
- の元で,対角成分が1で,他の0でない成分が1つだけであるものを elementary 行列と言う.
- 自然数 i, j に対し,(i, j) 成分が1,他が0である行列を で表す.
- に対し,
とおくと,
- したがって,elementary 行列は に属する.
- また,
より次が従う.Whitehead の補題 は elementary 行列で生成される.
- 生成元 と関係式
で定義される群 を R の Steinberg 群 と言う.定理 の核 は の中心である.
定理 は universal な中心拡大である.
定理