不正な管理人のたとえ
- ルカ16:1-13.
- 有名な放蕩息子のたとえ(あべこべ物語)に続く箇所.
- (1) 金持ちと家令と『告げ口をする者』が登場する.告げ口の内容は事実だったか?
- (6, 7) 『油百樽・麦百石』の負債.貨幣ではない.
- (6, 7) 負債の値引きは家令の権限で行えることだったか?
- (8a) 『ところが主人は、この不正な家令の利口なやり方をほめた.』たとえ話はここまで.
- (8b--18) テキストが錯綜としている.
- (8b) 『この世の子らはその時代に対しては,光の子らよりも利口である』
- (9) 『永遠のすまい』(8b) とは別の寓意.
- (10--12) マタイ25:14--30.
- (13) マタイ6:24.
- (14--15) 家令のたとえを他人事とするパリサイ人.
- (16) マタイ11;12--13.
- (17) マタイ5:18.
- (18) マタイ5:31--32.
- 次の箇所は『金持ちとラザロ』.これもあべこべ物語.
- Q資料にあるが,マタイは扱いに困って採用しなかった?
- ルカのイエスはマタイより犬儒派的.たとえば『貧しい者は幸い』というあべこべ命題.マタイだと『心の貧しい者は幸い』になる.