数列の積

定理
ならば,

  • 証明1

    と分けて評価する.
    第1項の評価に,次の定理を用いる.
    • 収束列は有界である.
  • 証明2

    と分けて評価する.

    任意に取った に対し,
    を,次をみたすように取ればよい.
    • ならば,
  • 証明3

    と表して,次の定理に帰着する.
  • ならば,
  • この定理の証明は,

    とあらわして,有界であることを用いるか.
  • と表して,次に帰着するか.
  • ならば,
    証明は,任意に取った に対し,
    を,次をみたすように取ればよい.
    • ならば,

数学セミナー6月号の落合さんの記事を読んで.

田島一郎『イプシロン-デルタ』共立出版,1978
にもある.
イプシロン-デルタ (数学ワンポイント双書 20)