ベータ崩壊
- ベータ線を放出する原子核崩壊.
- 質量数は同じ,原子番号が1増える.
- 歴史
- 1895年,Wilhelm Conrad Röntgen が,Crookes 管がX線を発していることを発見.
- 1896年,Atoine Henri Becquerel がウランが放射線を発していることを発見.
- 1896年,Pieter Zeeman が磁場によるスペクトル分裂の Zeeman 効果を発見.電子の比電荷を算出.
- 1897年,Joseph John Thomson が,陰極線の比電荷を測定,これが電子の流れであることを実証.
- 1898年,Ernest Rutherford がウランの発する放射線に,透過力の小さいもの(アルファ線)と大きいもの(ベータ線)があることを発見.
- 1900年,Atoine Henri Becquerel が,ベータ線の比電荷を測定,これが電子の流れであることを実証.
- 1900年,Paul Ulrich Villard がガンマ線を発見.
- 1914年,James Chadwick が,ベータ線が連続スペクトルであることを発見.(アルファ線,ガンマ線は離散スペクトル.)
- 1919年,Ernest Rutherford が陽子の存在を実証.14N + 4He → 17O + p
- 1931年,Wolfgang Ernst Pauli のニュートリノ仮説.
- 1932年,James Chadwick が中性子を発見.
- 1954年,Chen Ning Yang, Robert Mills の非アーベル・ゲージ理論.
- 1956年,Clyde Cowan, Frederick Reines がニュートリノの存在を確認.
- 1956年,Chen Ning Yang, Tsung-Dao Lee がパリティ非保存を予言,翌1957年,Chien-Shiung Wu が実証.
- 1964年,Murray Gell-Mann のクォーク模型.
- 1967年,Steven Weiberg, Abdus Salam の電弱理論.
- 1973年,CERNで中性カレントの存在を実証.
- 1983年,CERNでWボゾン・Zボゾンの存在が確認される.