Compton 効果から相対論へ

  • Planck 定数を ,光速を ,電子の質量を とする.
  • X線を物質に入射するとき,入射X線,散乱X線の波長を ,散乱角を とすると,

  • X線が運動量0の電子に与えた運動量,エネルギーを とすると,





  • したがって,静止している電子のエネルギーは ,運動量 の電子のエネルギーは であると考えるのが自然である.
  • エネルギーと運動量の関係は, θ = π としても導出できる.