速くやれること・間違えないこと・わかること

子どもは自分が速くできないことはあまり好きになれないもののようだ.基本的なことは速くできるようになるまで練習させないと自主的にやるようにならない.速くやれているならば,間違えたらやり直せばいいと思っていて間違えることへの抵抗は本来少ない.ところが学年が進んでくると,間違えることをいやがるようになる.そして速さより間違えないことを優先させるようになると,伸びなくなる.
「わかる」という離陸のための助走には一定の速さが必要.間違えないことに気を取られると「わかる」に至らないのは,速さが失われるからかも知れない.