Goerss, The Adams-Novikov Spectral Sequence and the Homotopy Groups of Spheres

http://jp.arxiv.org/abs/0802.1006
以前に印刷したものだが,Kervaire 不変量問題解決の報を聞き,今になって読んでいる.読みやすい.
Goerss and Schemmerhorn, Model Categories and Simplicial Methods
http://jp.arxiv.org/abs/math/0609537
も明快だった.
Kervaire 不変量問題解決については,ナカイくんに教わった Ravenel のサイト
http://www.math.rochester.edu/u/faculty/doug/kervaire.html
にある,Lisbon での講義録を見てみた.Voevodsky の slice filtration を用いるようだ.Araki-Murayama を motivic の類似とみなす Dugger の学位論文
http://jp.arxiv.org/abs/math/0304099
は以前から気になっていたのだが.motivic のアイデアによって(それだけではないだろうが)古典的なトポロジーの難問が解けたとするならば,これを「球面の安定ホモトピーを F1 上の代数的K理論と思う」ことによって解釈できないだろうか.

"Doomsday Conjecture" というのは「世も末だ予想」とでも訳すのだろうか.