"Riemann Surfaces, Harmonic Maps and Visualization" 第2日

Eynard さん,Kefeng Liu さん,ナカジマ氏の講演を聴く.Eynard さんと Liu さんは初対面とのこと.
懇親会の後,ハセガワさんと話す.次の学習指導要領では,極限・微分積分数学IIIのみになり,また行列を教えなくなるようだ.
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/siryo/001/07121204.htm
にある
教育課程部会におけるこれまでの審議のまとめ(案)(平成19年11月7日中央教育審議会初等中等教育分科会教育課程部会)
の86ページによると,

(高等学校:数学)
○ 高等学校においては、目標について、高等学校における数学学習の意義や有用性を一
層重視し改善する。また、科目構成及びその内容については、数学学習の系統性と生徒
選択の多様性、生徒の学習意欲や数学的な思考力・表現力を高めることなどに配慮し改
善する。
(ア) 科目構成は、「数学I」、「数学II」、「数学III」、「数学A」、「数学B」及び「数学活用」
とする。
(イ) 「数学I」、「数学II」、「数学III」は、内容を見直し、次のような内容に再構成する。
数学I」は、高等学校数学における基礎的・基本的な知識や技能及びそれらを活用
する能力などを身に付けることをねらいとし、中学校数学の内容との関連などを考慮し
て、例えば、数と集合、図形と計量、二次関数などの内容で構成する。
数学II」は、数学的な資質・能力を伸ばすことをねらいとし、「数学I」に引き続
く科目として内容の系統性に配慮して、例えば、いろいろな式(式と証明・高次方程式
など)、図形と方程式、三角関数などの内容で構成する。
数学III」は、数学に対する興味や関心から、より深く数学を学習したり、将来数学
を専門的に扱うために必要な知識・技能を身に付けたりすることをねらいとし、例えば、
極限、微分法、積分法などの内容で構成する。
(ウ) 「数学A」及び「数学B」は、生徒の能力・適性、興味・関心、進路などに応じてい
くつかの項目を選択して履修する科目とし、例えば、確率、数列、ベクトルなどの内容
で構成する。
(エ) 「数学活用」は、「数学基礎」の趣旨を生かし、その内容を更に発展させた科目とし
て設け、数学と人間とのかかわりや、社会生活において数学が果たしている役割につい
て理解させ、数学への興味や関心を高めるとともに、具体的な事象への活用を通して数
学的な見方や考え方のよさを認識し数学を活用する態度を育てることをねらいとする。
(オ) 「数学I」及び「数学A」には、実生活と関連付けたり、学習した内容を発展させた
りして、生徒の関心や意欲を高める課題を設け、数学的活動を特に重視して行う課題学
習を内容に位置付ける。
(カ) 「数学I」、「数学II」、「数学III」はこの順に履修するものとする。また、「数学A」
は「数学I」と並行履修またはその後の履修、「数学B」は「数学I」の後に履修する
ものとする。