今谷明「封建制の文明史観」PHP新書 (2008)

封建制の文明史観 (PHP新書)

マードックは,鎖国日本については冷静に眺めており,十七・十八世紀に日本が平和を享受していたこと,江戸の文化は巴里,ロンドン,ウィーンと同程度とみていた.ただ日本の不幸はニュートンやワットを輩出しなかったことで,十九世紀に入り,差が一挙に開いたとしている.